助成金ドットコム

職場意識改善助成金(所定労働時間短縮コース)とは?

労働時間を減らしたり有給休暇の取り決めを改善したりすることで労働者にとって働きやすい環境を整備することを目的とした「職場意識改善助成金」には平成29年に新設されたコースを含め4つのコースがあります。今回は職場意識改善助成金の所定労働時間短縮コースについてご紹介します。

1.職場意識改善助成金「所定労働短縮コース」とは?

従業員の仕事と生活のバランスや健康面のために、従業員それぞれの働き方に対応した労働時間を設定し所定労働時間の短縮を行った場合に受給できる助成金です。所定労働時間短縮コースを活用し所定労働時間の短縮を行うことで、従業員の就労環境が改善され業務に対するモチベーション向上の手助けとなるでしょう。従業員のモチベーションが上がること業績アップにつながるため、従業員にとっても事業主の方にとってもメリットのある助成金です。

2.支給対象事業主の要件

職場意識改善助成金「所定労働時間短縮コース」を受給するためには以下の要件を全て満たしている必要があります。

・労働基準法の特例が適用される特例措置対象事業場(*1)において法定労働時間を週44時間としている中小企業事業主

・所定労働時間が週40時間を超え集44時間以下の事業場を有する中小企業事業主

・労働時間などの改善を目的とし所定労働時間の短縮を積極的に行い、成果が期待できる中小企業事業主

(*1)特例措置対象事業場とは

特例措置対象事業場は常に10人未満の従業員を使用している以下の業者の事業場

※中小企業の範囲についてはこちらでご確認ください:助成金の要件によく出てくる「中小企業」ってどのくらいの規模?うちの会社は中小企業になるの?

3.所定労働時間短縮コースを受給するために必要な取組

職場意欲改善助成金の所定労働時間短縮コースを受給するためには次の取組のうちいずれか1つ以上を実施する必要があります。

4.所定労働時間短縮コースの成果目標とは?

所定労働時間短縮コースを受給するために行う取組は「成果目標」の達成を目標に行う必要があり「成果目標」を達成した場合に助成金を受給することができます。所定労働時間短縮コースの「成果目標」は以下の通りです。

5.受給額

職場意識改善助成金の所定労働時間短縮コースは「成果目標」を達成した場合に、助成金支給対象の取組実施にかかった費用の一部を受給することが可能です。

6.所定労働時間短縮コース申請の流れ

「職場意識改善助成金事業実施承認申請書」を他の必要書類とともに管轄の労働局へ提出した後に支給対象の取組を実施し、労働局へ支給の申請を行います。

職場意識改善助成金の所定労働時間短縮コースを申請する際にはあらかじめ締め切りの日程が設定されているので確認しておきましょう。

まとめ

今回ご紹介した職場意識改善助成金(所定労働時間短縮コース)では、従業員の労働時間に関する規定を改善する取組を行うことによって受給可能な助成金です。例えば支給対象の取組として外部専門家によるコンサルティングを導入した場合には、就労環境改善だけでなく業務内容の見直し等も可能なため、より効率的な業務体制を整えることが可能でしょう。つまり助成金の受給が可能な点だけでなく、今後の業務管理や従業員のモチベーションといった点にもメリットがあるため中小企業の事業主の方には是非活用していただきたい助成金の一つです。