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もらえる助成金の額がアップ!絶対知っておきたい生産性要件とは何か?

このサイトをご覧いただいている方の多くは、助成金について興味があり訪れた方がほとんどだと思います。もらえる助成金の額が大幅にアップする方法を知りたくはないですか?厚生労働省の支給する助成金の中には、生産性を向上させた企業への助成金の額を規定より割り増しするものが数多くあります。

今回の記事では、助成金の額をアップさせるキーワード:生産性要件についてお話していきたいと思います。

1.生産性要件とは何?

生産性要件とは、生産性を高めるための条件です。さて、こう言われてもピンのこないですよね。

生産性って一体何でしょうか?車の場合であれば、1日に千台作ることができる工場よりも2千台作ることができる工場の方が生産性は高いですよね。厚生労働省としては、助成金を割り増ししてでも、企業の生産性を高めて欲しいのです。

 

2.厚生労働省の目指す生産性要件とは何?

生産性要件算定シートを使い、自社の生産性を計算してください。直近の会計年度の生産性が、その3年前に比べ6%以上伸びていることが必要です。

 

生産性は、以下のように求めます。

 

生産性=営業利益+人件費+原価諸客被+動産・不動産賃借料・租税公課

雇用保険被保険者数

まだ創業して3年経過していない企業であれば、生産性要件で割り増しした助成金をもらうため、3年経過後に申請することが可能です。

 

3.どうして生産性を高めると助成金が割り増しになるの?

ご存じですか?実は、日本は先進国でありながら、決して生産性の高い国ではないのです。

公益財団法人 日本生産性本部の統計によりますと、2016年度の国際比較の労働生産性(GDP)は、ルクセンブルクが1位。ノルウェーが3位。米国が5位。ドイツが8位。オーストラリアが12位。そして日本は17位のフランスよりも低い18位なのです。

労働時間は長いのに、バカンス機関の長いヨーロッパ勢よりもダントツ低い労働生産性、、これは、確かに問題ですよね。

 

4.生産性要件算定シート

厚生労働省のホームページから「生産性要件算定シート」をダウンロードできます。

 

生産性要件シートのダウンロードはこちら

 

助成金を割り増しして申請したい場合は、このシートに記入して自社の生産性が要件を満たしているか、確認する必要があります。

 

生産性要件シートの項目は、以下の通りです。

 

  • ・人件費・・・役員の報酬・従業員の給与・通勤費・賞与・福利厚生費・研修費など
  • なお、退職金や旅費交通費は含まれません。
  • ・減価償却費・・・時間の経過で価値が減少する固定資産を指します。
  • ・動産・不動産賃借料・・・事務所・店舗・工場などの建物の家賃・駐車場代などを指します。
  • ・租税公課・・・必要経費として認められている税金や公的な負担金を指します。
  • ・営業利益・・・売上高かコストを差し引いた額を指します。

5.どの助成金が対象なの?

生産性要件を満たすことで割り増しされる助成金は、現在全部で10あります。

 

(再就職支援関係)

①労働移動支援助成金

(雇入れ関係)

②地域雇用開発助成金

(雇用環境の整備関係)

③職場定着支援助成金

④人事評価改善等助成金

⑤建設労働者確保育成助成金

⑥65歳超雇用推進

(仕事と家庭の両立関係)

⑦両立支援等助成金

(キャリアアップ・人材育成関係)

⑧キャリアアップ助成金

⑨人材開発支援助成金

(最低賃金引き上げ関係)

⑩業務改善助成金

 

特に、雇用環境の整備関係の助成金が多いですね。

 

6.いくら割り増しになるの?

助成金の種類により異なりますが、概ね7千円~37万円増額になります。例えば、地域雇用開発助成金の場合は非常に高額な増額となります。直近の正確な数字は、申請する年度により変更されていますので、厚生労働省のホームページよりご確認ください、

 

一例として、H29年度の両立支援等助成金の場合の割り増し額を以下表にします。

 

・両立支援等助成金

<出生時両立支援コース>

中小企業 中小企業以外
取組・育休1人目 +15万円 +7.5万円
育休2人目以降 +3.75万円 +3.75万円

 

<介護離職防止支援コース>

中小企業 中小企業以外
介護休業の利用 +15万円 +10万円
介護制度の利用 +7.5万円 +5万円

 

<育児休業等支援コース>

中小企業 中小企業以外
育休取得時 +7.5万円 申請不可
職場復帰時 +7.5万円 申請不可
職場支援の取り組みをした場合 +5万円 申請不可
代替要員確保時

(無期契約)

+12.5万円 申請不可
代替要員確保時

(有期契約)

+2.5万円 申請不可

 

<再雇用者評価処遇コース>

中小企業 中小企業以外
再雇用1人目 +10万円 +7.5万円
再雇用2人目~5人目 +7.5万円 +5万円

 

<女性活躍加速化コース>

中小企業 中小企業以外
加速化Aコース +7.5万円 申請不可
加速化Nコース +7.5万円 申請不可
女性管理職比率が上昇 +12.5万円 +7.5万円

 

まとめ

企業の生産性を高めることは、将来の日本の経済を語る上で重要な要素になっています。労働時間の短縮は、東京都の小池知事の発言からも非常に注目を集めています。是非、生産性を高め同時にもらえる助成金の額もアップさせ一石二鳥を目指してください。