助成金ドットコム

助成金?補助金?名前は似ているけど、違うものなの?助成金と補助金5つの違いと2つの共通点

助成金、補助金という言葉は聞いたことがあると思います。

どちらも何かしら助けてくれるお金何だろうということは字を見ればなんとなく、お分かりいただけますよね。同じような名前の「助成金」「補助金」とはいったい何が違うのかをご説明します。

 

1.管掌機関の違い

「助成金」も「補助金」も言葉の意味という部分ではほぼ同じです。まず、大きく違うとことして、管掌機関(権限を持っている機関)です。

「助成金」は主に、厚生労働省が管掌しているものを指すことが多いです。助成金の多くが雇用に関係するという部分も管掌が厚生労働省であるという部分が大きいと思います。

一方、「補助金」については経済産業省や地方自治体が管掌しているものが多いです。

2.財源の違い

上記1で管掌機関の違いを説明しましたが、「助成金」と「補助金」は財源も異なります。

「補助金」の財源はほとんどが税金です。

しかし「助成金」は会社が支払っている「雇用保険料」が財源となっています。そのため、「助成金」を利用できる企業は、雇用保険の適用事業者であることが必要となります。

3.募集時期の違い

「助成金」と「補助金」は募集に関する時期や条件が全く異なります。

「助成金」は基本的に随時募集しています。予算がなくなり次第終了という感じです。

「補助金」は年1~3回程度の公募です。

公募の募集期間は数週間が一般的なので、短い期間で申請する必要があります。

 4.採択率の違い

上記3でもご説明しましたが、

「助成金」は随時募集

「補助金」は公募です。

そのため、

「助成金」に関しては条件さえ満たしていれば、ほぼ問題なく受ける事ができるので採択率はほぼ100%と言えますが、「補助金」の場合は申請をしても必ず通るという訳ではありませんので、採択率が低いものになると5%を下回るものもあります。

「補助金」は給付される数が決まっていますが、その数よりも多くの応募があるため、審査を通過した企業だけが受ける事ができるのです。

 

5.会計検査院の調査の有無

まず、聞きなれない言葉「会計検査院」について、簡単にご説明しますね。

会計検査院とは、

国や県、市区町村などの会計を常時検査して、きちんとした会計経理が行われているかを監督する機関です。

「役所を調査する役所」なんて言われ方もします。

では、そんな役所を調査する役所の会計検査院と一般企業の「補助金」「助成金」になんの関係があるのかというとういことですが、補助金の場合は会計検査院による調査はありません。

会計検査院による調査が入る可能性があるのは「助成金」です。毎年、定期的に一定額以上の助成金の申請に取り組んでいる企業に対し、会計検査院が調査に入ることがあります。

つまり、助成金を不正に受給していないかを確認されるというわけです。

 6.そんな2つの共通点とは?

言葉の意味はほとんど同じですが、違いの多い「助成金」と「補助金」。実は共通点もあります。大きな共通点は2つです。

(1)受給の時期

「助成金」も「補助金」も後払いとなります。それぞれの要件に対し支出したり、導入して実施した後に支給申請を行います。

(2)返済は不要

「助成金」も「補助金」原則、返済不要です。

「補助金」の中には、補助金を受けっとった後の一定期間で、利益がたくさん出た場合返済しなければならないものもあります。

  まとめ

「助成金」と「補助金」の違いについて、ご理解いただけたでしょうか?

どちらも利用するためには申請の手続きが必要となります。税金や雇用保険料が財源となる制度なので、企業としては積極的に実施すべきだと思います。ややこしい手続きや、会計検査院のからみなどもあるので、「助成金」や「補助金」については社会労務士に相談することをおすすめします。